WORKS
暮らしのようす
暮らしのようす 011
コンパクトで豊かな暮らし
アウトドアが好きなIさんご夫婦。空や緑が見える開放的な場所で暮らしたいと、目の前に季節の花が咲くのどかな畑がある高台の開放的な土地を選んで家を建てることになりました。この約30坪の高低差のある変形地の土地の形状を有効利用して、一部張り出し基礎にして床を浮かせることで、2台分の駐車スペースと、遊び心のあるプラスアルファの空間としての土間スペースをつくることができました。2Fリビングの大きな窓から空や遠くの山が見え、庭とつながる土間スペースではアウトドアチェアを出しておやつを食べたりと、コンパクトなつくりで開放的な豊かな暮しを楽しめる家になりました。
- 規模
- 地下1階・地上2階
- 敷地面積
- 102.65㎡
- 延床面積
- 116.54㎡
- 種別
- 在来木造
- 家族構成
- 夫婦+子供2人
- 竣工
- 2024.5
After living
暮らして気づくこと
初めてゆらり建築事務所を訪ねて家づくりの相談をした時、「楽しそうだな、面白そうだなと心が動いて、具体的に家ができることのイメージができて気持ちが高まりました」というIさんご夫婦に実際に暮してみて感じたことをお聞きしました。
家に帰ると、まず靴下をぬぎます(笑)やっぱり無垢のフローリングは気持ちがいいです。漆喰の壁の陰影も素敵。それに洗面所の使い勝手がよく洗濯物の干したりしまったりの扱いやすさを実感しています。今まで住んでいたアパートより広くなって、高い天井や窓からの景色に開放感を感じることで優しい気持ちになれる気がします。この家で暮らすようになって、子供が床や壁に汚れをつけても寛容になりました。日々、家の良さを感じられ気持ちが満たされているような充足感があって、一人でリビングの木の高天井を見上げながらストレッチをしている時、あぁここに住んで良かった!と家に癒されています。
土間スペース
Iさんご家族がこの家で特に気に入っているのが、全開口サッシを開けると外とつながる土間スペースで過ごす時間。アウトドア感覚を楽しめるこの場所でキャンプごっこをしたりラジコンで遊んだりしています。
遠くの山が見える窓
天気が良い日は遠くの山並みが見えるリビングの大きな窓。朝日や月も見えて家に居ながら自然の風景を楽しんでいます。夏には地元のお祭りで上がる花火も見えました。コンパクトな住宅に抜けをつくることで開放感を感じられ、気持ちがスーッと伸びやかになります。
張り出し基礎
30坪とコンパクトな敷地に2台分の駐車場を確保するために、敷地の高低差を有効利用して駐車場の上部を張り出し基礎にしました。部分的に床を浮かせたことで床面積にゆとりを持たせることができ3LDK+土間スペース+水回り+ウォークインクローゼットと希望の間取りも実現することができました。
暮らす人
はじめて模型を見た時は嬉しかったし、こんなところに住んでいいの?とソワソワ。家づくりの過程では、段々とカタチになてきているのがわかってワクワクしました。3歳の息子も新しい家に住むことを待ち焦がれていました。家が完成し引き渡しの時に本当にここに住むんだなと嬉しい実感が湧きました。ぼんやりと家のことを考え始めてから長かったけれど、安藤さんご夫婦に出会えて良かったです。ただ家を建てるではなく、どう暮らしたいのかを引き出してくれたのがゆらり建築事務所でした。家づくりを楽しんでいるのがこちらにも伝わってきて、何を聞いても答えを返して頂けたので、安心して進められました。(Iさんご夫婦)