WORKS
暮らしのようす
暮らしのようす 007
ゆるやかな暮らし
60代で長年住んだ古い家を建て替えることにした髙橋さんご夫婦。老後、暮らしやすい平屋を建てたいと望まれました。周囲に高い建物があり、暗くて風通しが悪かった以前の家。これからは風通しの良い明るい家で快適に暮らして頂けるようにと、平屋の一部を高くしてハイサイドライトを設けました。そこから入る光が気持ちよく、風が抜け、窓から緑が見える心地良い家になりました。
- 規模
- 地上1階
- 敷地面積
- 109.64㎡
- 延床面積
- 70.36㎡
- 種別
- 在来木造
- 家族構成
- 夫婦(現在単身)
- 竣工
- 2017.08
After living
暮らして気づくこと
家づくりが始まり、始めて計画案を見た時、「自分の思いがかたちになって嬉しい」と喜んで頂けたという髙橋さんに、実際に暮らしてみて感じたことをお聞きしました。
「高い天井とハイサイドライト、庭に面した窓でつくる空間が、こんなにも気持ちをおおらかにするとは驚きでした。ソファーを置かない暮らしに合わせて畳敷きにしたリビングの使い勝手の良さも実感しています。」
ハイサイドライト
周辺の建物の影の影響を考えながら、効果的に採光できる位置にハイサイドライト(高窓)を設けることで、室内により光を取り込むことができます。また、低い窓から入った風が高窓から抜けるので風通しもよく、快適に過ごしていただけます。
一直線の空間
玄関からLDKの入り口の引戸を開けると奥の和室まで一直線の空間になっています。家の端から端まで見通せるのびやかな空間は気持ちが良いですね。お孫さんが遊びに来ると、元気に一直線をダーッと走るのが楽しい光景だそう。
キッチンから見える大きな窓
キッチンに立つと、窓から見える庭の緑に気持ちがスーッとのびやかになります。街中での暮らしでも、外の緑が見えるとホッとしますね。初夏にはジューンベリーのかわいらしい実がなるので、ウッドデッキに出て摘んでいます。
Start Living
新居のようす
竣工時の写真をご紹介します。引っ越したばかり、まだ暮らしが住まいに馴染む前のようすです。
After Livingの写真と比べると、時間を経て、建主さまと家がはっきりと調和していることが伝わってきます。
暮らす人
この家は、介護が必要な夫が過ごしやすく、私が見守りやすい家にしたいと思って建てました。LDKの横にある夫の部屋は家のどこからでも見守りやすく、水回りともつながっていて、いい位置につくっていただけたなぁと思います。一人になった今は、子供たちが泊まりに来た時に普段寝室にしている和室を使ってもらうので、私が夫の部屋で寝ています。天井が高いダイニングキッチンはとても居心地がよく、子供たちや友人など人が集まる家になりました。お婿さんが、キッチンでコーヒーを淹れてくれるのが幸せなひとときです。(髙橋さん)