WORKS
暮らしのようす
暮らしのようす 003
和を感じる暮らし
自然素材を使った木の温もりのある空間の中に、どこかホッとする和の雰囲気が感じられる家を建てたいと望まれたIさんご夫婦。共働きのため家事がしやすい間取で、仕事をしたり寝転んだり、将来の寝室にもなる多目的な和室が欲しいとご要望されました。そこで、無垢のフローリングに漆喰の壁、木の玄関ドアやキッチンと自然素材の空間に、焼杉や障子、畳など和の素材を取り入れることで、木の温もりの中に程よく和の雰囲気が感じられる家をご提案しました。キッチンからつながる洗面脱衣室は、ウッドデッキの物干し場とウォークインクローゼットに直結していて、効率よく家事をこなせます。経年変化で焼杉の外壁が味わいを増し、室内の木も深みのあるいい色味になって、より木の温かみを感じられる家になりました。
- 規模
- 地上2階
- 敷地面積
- 181.42㎡
- 延床面積
- 106.27㎡
- 種別
- 在来木造
- 家族構成
- 夫婦+子供1人
- 竣工
- 2018年12月
After living
暮らして気づくこと
家づくりが始まり、計画案を初めて見た時「自分たちの望みが叶っていたのはもちろん、より心地よい家になるような工夫がされていて感動しました。さらに模型を見て、自分たちの家が建つ実感が湧いて嬉しかったです。」というIさんご夫婦。実際に暮らしてみて感じたことをお聞きしました。
焼杉の外壁が想像以上の味わいがあり、家全体に木の温もりが感じられほっとひと息つける心地よさがあります。LDKや寝室の漆喰の壁は、湿気を感じにくく快適に過ごせています。リビングとダイニングの間にある畳スペースは、障子を半分閉めると完全にオープンではなく少し隠れる部分ができて居心地がよく、自分の時間を満喫できるので気に入っています。キッチンや洗面台は作業台が広くて使いやすく、家事動線のよい間取りにして頂いたことで毎日の家事が楽になりました。
リビングとダイニングの間にある和室
リビングとダイニングの間にある和室は、障子を開ければ各室がつながって見通しがよく、思い思いの場所で過ごす家族のようすがわかり、障子を半分閉めると少し隠れる部分ができて居心地がよく、全部閉めればそれぞれが落ち着く空間になるというように、暮らしのシーンや気分に合わせてその時々の居心地の良い居場所に変化させることができます。
家事動線が良いユーティリティ
キッチンからつがなる室内干しのできる洗面脱衣室は、ウッドデッキの物干し場とウォークインクローゼットに直結しているので、洗濯から衣類の収納までが楽で、効率よく家事をこなせます。広い洗面台のカウンターは、洗濯物をたたんだり、アイロンをかけたりするのに便利です。
焼杉の外壁
外壁には、和の雰囲気のある焼杉を用いました。耐久性が良く、時と共に味わい深い風合いになっていきます。経年変化していく様子を楽しめて、木の温かみを感じる外観は町のほっとする風景になっています。
Start Living
新居のようす
竣工時の写真をご紹介します。引っ越したばかり、まだ暮らしが住まいに馴染む前のようすです。
After Livingの写真と比べると、時間を経て、建主さまと家がはっきりと調和していることが伝わってきます。
暮らす人
この家で暮らすようになって、朝日を感じながらコーヒーを楽しんだり、庭の梅で梅ジュースをつくったり、花壇で野菜づくりをはじめたりと暮らしの楽しみが増えました。最初は夫婦二人でしたが、子供ができて家に居る時間が長くなり、大人だけで住んでいた時には気が付かなかった良さを感じています。リビングで寛いでいると天窓から光が落ちて気持ちが良く、朝、ダイニングの窓から差し込む光で寒い季節も暖かく感じられたり、庭を見ながらひなたぼっこをしていると子どもが影を追って遊んだりと家の中にいろんな心地よい居場所があるので一日を通して変化を感じられます。施工例からシンプルで温かい雰囲気を感じられ、ご夫婦で設計されているので暮らしのイメージを伝えやすいと思いゆらりさんに家づくりを依頼しましたが、土地探しの段階から相談にのってもらえて安心して進めることができました。住み始めてから周囲の環境が変わり、不安になった時もすぐに相談にのって下さり安心できたので、ゆらりさんにお願いして本当に良かったです。(Iさんご夫婦)