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自然素材の平屋でのびのび子育て
自然体で暮らす平屋
2人目のお子さんを授かり、それまで住んでいた賃貸住宅が手狭になって家を建てる事を決意したKさんご夫婦。奥さんのご実家の畑だった81坪の土地に家を建てることになりました。そこで、ハウスメーカーをいくつか回ってみたもののしっくりこないと悩んでいると、お友達が「この設計事務所、Kさんたちに合うと思うよ」と悠らり建築事務所を教えてくれたそうです。以前、悠らり建築事務所で行っていた家づくり講座に参加されたことのあったお友達が、良かったからとKさんご夫婦に紹介してくださったのでした。そんな嬉しいご縁がつながって、一緒に家づくりをすることになりました。
Kさんのご要望
- 明るくて風通しが良く緑を楽しめる家
- 家族が1日の大半をLDKで過ごせる家
- 年を重ねても住みやすい家
- 消臭効果のある珪藻土の壁で生活臭が気にならない家
Kさんのご要望を受けて、81坪の敷地を活かし、北庭と南庭のある平屋をご提案しました。 家は2階建てとしたものという漠然としたイメージのあったご主人は、最初は少し驚かれましたが、ご要望を叶えるためには平屋がオススメな理由をご説明すると「平屋も暮らしやすそうでいいですね」とご納得。Kさんの敷地はゆとりがあるため、建物を上へ積み上げる必要がなく、ワンフロアーでのびやかな広がりのある空間をつくる事ができます。子供たちがどこで遊んでいても目が届きやすく、家事をしながら子供を見守ることができるので、お母さんも気持ちにゆとりが持てますね。歳をとってから、階段の上り下りがなく1Fだけで生活できるのも安心です。南と北に庭をつくったことで、両方の窓から光、風、緑をとりこんで心地よくリラックスできる空間を実現する事ができました。あまり知られていませんが、北側の窓は日中安定したやわらかい光が入り、南の窓とはまた違った表情でいい雰囲気です。冬場の冷気が入りこまないように断熱ガラスを採用しました。また、南北に抜けている事で、実面積以上の広がりを感じ、のびのび過ごせます。室内の壁には調湿効果と消臭効果のある珪藻土を採用したことで、生活臭が気にならず、外の気温が高い日も室内は爽やかで過ごしやすく快適です。
敷地にゆとりがあるのでもっと大きな家も建てられましたが、建築面積を適度に抑えてその分、性能や自然素材にコストを回すことで、快適に安心して長く住める家を建てることができました。2Fのかわりにロフトをつくった広いLDKには常に家族が集い、思い思いの時間を楽しまれています。「今までの賃貸住宅では気になっていた臭いも気にならず、一年を通して毎日快適に過ごせています」とKさんご夫婦。小さい子供のいる暮らしは毎日大変だけど、居るだけで気持ちがいいLDKでのびのび子育てできる家が完成しました。

南の窓と北の窓から光・風・緑を取り込み心地よくリラックスできるLDK 南北に視線が抜け、実面積以上の広がりを感じます

開放的な南の窓 光、心地よい風、庭の緑を取り込んでいます

雰囲気の良い北の窓 安定したやわらかい光が入り、葉っぱが風にそよぐ様子が見えて癒されます

キッチンからLDK全体とロフトや庭まで見渡せ、家事をしながらお子さんを見守ることができ安心です

芝生が気持ちいい南の庭 実のなる木も多く、子供たちと楽しめます 真ん中の砂場は、使わなくなったら家庭菜園の花壇にする予定

落ち着いた雰囲気の北の庭 大きなカツラの木が植えられ、北窓から見える心地よい風景になっています