「雑木林の小さな家」1年点検
先日、「雑木林の小さな家」の1年点検を行いました。完成から1年経過した経年変化の様子やご家族の暮らしぶりをご紹介します。
梅雨の晴れ間の青空にリシン掻き落としの白い外壁が映えてきれいです。外壁の状態はとても良かったです。
建主のMさん、工務店の監督さん、悠らりで家をグルッと点検しました。木製玄関ドア、外壁の板張り部分、ウッドデッキなどの木部は状態も良く経年変化で落ち着いた色合いになっていました。
外壁のレッドシダー貼り。。。いい色になってきています。状態は良いですがこの辺で早めにメンテナンス(再塗装)をすると持ちがグッとよくなります。メンテナンスが楽なようにポイントで板張りの外壁を採用したため、範囲が少なく塗装屋さんに頼まなくても自分で塗れそうだねということでMさんのご主人がお休みの日にオスモのクリアー塗装をすることになりました。(メンテナンスが苦手な方は塗装屋さんに依頼できます)
玄関に入ると、簡素で味のあるものが好きという奥さんらしい自然なディスプレイ。。。庭で摘んだ草花がナチュラルに活けられているのが素敵でした。
砂漆喰の壁も経年変化で少し黄色みがかって、いい雰囲気に。。。玄関を入った時、思わずみんなで「うわ~!!いいね~」と感動。
雑木林を望むリビング
濃い色のラワン合板の天井によって陰影のある部屋から望む雑木林。。。緑が映えて本当にきれいでした。この大きな木製サッシが重くて開けにくくなっていたため、後日調整することになりました。木製サッシは湿気や乾燥によって伸び縮みするためこういった事が起こりますが、徐々にその環境に慣れて落ち着いていきます。
リビングボードのディスプレイ
陶芸家のポスターの額装が家の雰囲気に合っていて素敵でした。雰囲気のあるモノクロのポスターは空間に馴染みやすくオシャレ感が出るのでマネしたいアイデアです。
リビングから和室(寝室)を望む
このつながりが延床面積26坪を感じさせない広がりを生んでいます。「ソファーでくつろいでいる時、三角窓から雑木林の緑が見えるのがいいです」(ご主人談)
奥さんのデスクコーナー
お気に入りの雑貨と緑を眺めながらのデスクワーク。「持ち帰った仕事をする場としてとっても活用しています」(奥さん談)
ダイニング上のロフトからお手製のパラシュートを落下させて遊ぶはるくん。出会った頃は5歳だったはるくんも8歳に。お家でこんな遊びができるのってちょっと楽しいですね♪
和室(寝室)
緑を切りとったピクチャーウィンドウの前のデスクコーナーはとっても落ち着くそうです。この陰影、とっても雰囲気があります。
はるくんの部屋のロフトはちょっとした秘密基地。造り付けの棚にお気に入りの恐竜やミニカーを並べてありました。コーナー窓から見える緑も気持ちがいいです。
子供部屋のコルクボードの壁
図工が大好きなはるくんの作品のディスプレイコーナーになっています。ステンドグラスのニッチにお気に入りの飛行機が飾られていました。
Favorさんで後から買い足された椅子敷きもこの家の雰囲気にしっくり。とってもしっかりしていてへたらず、実用面でも◎だそうです。
1年経った「雑木林の小さな家」、生活感や経年変化による味わいが出てきていて、とても良い雰囲気になっていました。天井の高低差や陰影が五感に心地よく、ついつい長居しそうに。。。Mさんご家族も「まだまだソフト面は発展途中ですが家のハード面はとても満足しています」と笑顔でした。これといった問題もなく、下地からしっかりとこだわって丈夫で長持ちする家を丁寧につくりあげてくれた工務店さんにも感謝です。1年ぶりにおじゃまして改めて「いい家だなぁ。。。」と嬉しくなりました。Mさんありがとうございました。